2007年7月11日 雨時々曇り 七鮎会友釣り大会IN大内山川(岩船)

待ちに待った、この日がとうとうやってきました(*`Д´)ノ"



<第二十回七鮎会友釣り大会>



ダイワのマスターズが今年21回ですので
それに匹敵する歴史ある大会です。



規模はかなり小さいですけどね^^;
(比べるナヨッ!)



昨年の覇者である私こてつ。
何とか連覇をして3連覇にリーチを掛けたいのです。



何しろ予算も協賛も無い小さな組織ですので
優勝トロフィーは、甲子園の優勝旗の如く優勝者の持ち回り。
3連覇して初めて、個人宅にトロフィーがもらえるシステムになっているのです。
欲しいやろ?マイトロフィー(*´∀`)ノ



そして、20年の歴史で3連覇を成し遂げた男が只1人だけ居る。



既に70歳になろうかと思われる老人なのですが
常に上位入賞は確実で、何より謙虚だ(*´∀`)ノ
地元じゃ鮎で有名なおじさんです。



地元民ばかりの会ですが、それなりに腕に覚えのあるベテラン揃い。
今年も、予選を勝ち抜いた10名の選手がココ大内山川に集結したのであったヽ(`д´;)/






予選(゜Д゜≡゜Д゜)?






何しろ、高齢化の進む「七鮎会」
私が10年前に入会してから2名の鮎師が他界されました^^;






一年間生き延びて、また竿を出す事!






コレが会員に課された予選なのです(爆



そして、この名人が川原に立てる間に
何とか3連覇をせねば、価値が無いのでございます。



時間ないぞ!あんまり(笑



そんな理由で、勝ちに執着するこてつ。
今回も、自然の精霊達と一体化する儀式をする為に
ココ岩船に前夜から車中泊し身を清めたこてつ。



心配なのはお天気。
何だか時折激しい雨が車の屋根を叩きつける。
濁りは?水位は?などと思いながら眠りの世界に堕ちていった・・・m(_ _)m.。oO






ゴソゴソ・・・ゴソゴソ・・・コツコツ・・・






深夜に物音で目が醒めた。
寝ぼけた頭の中で





「何やろ?この物音は?」









( ゜Д゜)ハッ


























「自然の精霊達が寄ってきてるんやε=(>ε<) プッー!」




精霊達にご挨拶しようと、大あわてで飛び起きるこてつ。
(完全に寝ぼけてました)



目にした物は、只の鹿の群れヽ(;´Д`)ノ、
クラクションで追い払い再度眠りに付くこてつ。
41歳とは思えぬ発想に、我ながら感服致しました・・・_| ̄|○



目覚めると、小雨。
川の状況は30センチ増水・笹濁り。
この状況を、大会運営委員マッチョ君に写め~~る。



ここらへんの状況はコチラでご確認下さいm(_ _)m



予備日も取れないので決行ヽ(`д´;)/
入念に川見をしようにも、濁りで何も見えません。
大変困った状況に陥ってると、一本の電話が掛かってきた。



もちろん









仕掛け名人Mr.岡村氏だ(爆



状況を報告し、アドバイスを受けるこてつ。



既に勝利宣言でしょうか(*´∀`)ノ



10名の選ばれし鮎師も終結し
岩船周辺は異様な熱気に包まれた。



ルールは簡単。
正午のサイレンが鳴るまで釣りまくって匹数の勝負だ。
10枚のシャッフルされたトランプが入川のクジだ。
何気にオシャレ?



ココでアクシデント1発生ヽ(`д´;)/



参加者の1人、「口から生まれたH君」が竿しか持ってきてません(汗
仕掛けを人から頂戴し、針も人から頂戴し
タモも人の予備を借りるテイタラクぶりヽ(;´Д`)ノ、



「何しに来たんね?H(*`Д´)ノ"」



の非難の嵐もどこ吹く風の「口から生まれたH君」
竿に仕掛けを人に合わせてもらって御満悦_| ̄|○
この時点で、「口から生まれたH君」は戦いから除外ですね^^;



エースを引いたのは、3連覇の名人。
こてつは5番と出遅れた・・・



順次川に入っていったのですが
ココでアクシデント2発生ヽ(`д´;)/



T口老人、ヒザが痛くて階段を降りるのに手古摺ってます^^;
しかも、階段を降りた所で水深はチンコ。














危険だヽ(;´Д`)ノ、



このT口老人を急流の中引きずって
中州まで運んだ3連覇の名人。




















正に鮎鬼!イカスゼ(TOT)




T口老人は、次年度の予選通過が危ぶまれる模様です_| ̄|○



とにかく川底も見えない濁りと増水。
囮が変わるまでは、ジッと緩い流れで辛抱です。
岡村氏の作戦もこの様な指示でした。



開始早々、誰かが掛けた模様だ。
とにかく川中に響き渡る程の大騒ぎで取り込んでます。



口から生まれたH君だガ━━(;゜Д゜)━━ン!!・・・・



許されない開幕となってしまいました(爆
続いて、H君の上に入った新入会員のマーちゃんⅡ。



なぜ、「マーちゃんⅡ」かと言いますと
「マーちゃんⅡ」の叔父さん「マーちゃん」が他界され
その後釜に「マーちゃんⅡ」として入会されたから「Ⅱ」なのです。
どーでも良い事みたいですが、歴史ある会ですから
血統も重視される訳です。



ちなみに「口から生まれたH君」は
御父様が、七鮎会発足時のメンバーなのです。
既に他界されてますが、亡き父の形見の20年物の竿を引っさげての参戦です。



重いやろなぁ~~その竿(・∀・;)・・・・・
ちなみにG社のエエやつだったみたいです。



そんな事より、こてつ君、さっぱり掛かりません{{(>_<)}}
と言うより、その二人が掛けてから誰も掛からないのです。



とにかく1匹掛けて何とかせねば(`へ´)



そんな思いで、アセリはまだありませんでしたが
場所をボチボチ移動しはじめました。



とにかく、誰も掛かりません。
既に、へたり込む者も出てきてましたが
前年度の覇者的には、そんな真似は出来ません。



急流の中を移動に継ぐ移動。
通常なら囮の入るポイントも養殖&増水で入りません。



危険を(僕的に)かえりみず、腰あたりまで立ち込み
荒瀬と化した流れに立ち向かうこてつ。



だって、今年はしょってる看板が1枚増えたでしょ?



ココをクリックすると「関西激流隊」のオフィシャルサイトに飛びます


♪俺が立てない流れはない・・・      
         ♪俺の渡れぬ流れはない・・・





合言葉

















一歩も下がるな!



この隊の面目に賭けても、この程度の増水でビビル訳にはいきません(`⌒´メ)



見ててくれ!激流の兄貴達!!















兄貴です































ちなみに、今年は記念すべき「20回大会」
特別に「大鮎賞」も追加されている。



どうも数が上がる状況では無い様だ。
一気に大鮎狙いに切り替え、瀬ばかりを立ち込み果敢に攻め続ける男こてつ。









































チョッと恐いぞヽ(;´Д`)ノ、




だが、俺の背中には色んな物が背負われている。
毎回、仕事中にもかかわらず巡回指導にやってくるMr.岡村氏。
今日の大会の為に、カッコイイ帽子をくれたマーシー隊長
初めて激流の洗礼を受けさせてくれたハルさん
宮川では嫌な顔一つせず朝から僕の与太話を聞いてくれる宮川インフォさん
ビックタイトルを手にした同業者takaさん、そして近ちゃん



そして何より、
僕がコケルのを心待ちにしてる貴方の期待(汗



そんな思いが一歩、また一歩と深水に進ませた。
まぁ、チャピチャピ隊総帥的立ち込みですけどね^^;
それでも腰まで濡れて、水はいってきましたよ。



しかし、掛からないんですよ_| ̄|○



もう岩船を上から下まで2往復してしまいました。
打つ手無しかと思ったその時
精霊達のささやく声が聞こえてきました。









































おお!反対側がまだだったよ、ビリー(*´∀`)ノ
緩い流れもコマメニ探って探って・・・・不発_| ̄|○



時刻は、10時30分。



この時点で、未だ坊主のこてつ。
かなりあせってきました。
しかし、僕には後半の巻き返しの術があります。
毎年、この術で何とか入賞までこぎ着けているのです!!



行くぜ!スイッチおん(*`Д´)ノ"







ご一緒に♪せ~~の




























鬼掛け装置作動ヽ(`д´;)/



真ん中の広くなった所を広く泳がせると






















キタ━━━━(゜∀゜)━━━━!!!!!!



物凄い引き!
コレは大物とすぐ分かりましたよε=(>ε<) プッー!



運よく石裏に落ち着かせる事が出来たので
慎重且つ冷静に今日の1匹目を引き抜くこてつ。



デ・・デカイ・・・/(°ё°)\



飛んでくる魚を見て言葉を失うこてつ。
タモに収まるまでの時間が凄く長く感じられました。



おい・・・







この期に及んで





何の試練なのかなぁ~~(°o°)ポケ~~































見事なニゴイきゃっちw(°O°)w



通常、ココまではニゴイは上がってきてないのですが
増水した為、上がってたのですね(T-T)



既に皆さん、あきらめて陸に上がりビール呑んでます。
しかし、覇者の僕としてはそんな真似は出来ません。



とにかく1匹でエエんや



これほど1匹が重くのしかかった日は無かったです。



とにかく1匹でエエんや・・・




































まだ1時間あるビリー。1匹だ。



悔しくて、涙が出そうでした。



たった1匹が釣れないこのもどかしさ{{(>_<)}}
悔しくて、悔しくて・・・



そして無情にもタイムアップ{{(>_<)}}


こてつ君











































まる坊主Σ( ̄□ ̄;)



結果、3連覇の名人が2匹。
口から生まれたH君が1匹。
マーちゃんⅡが1匹。



あと7人は坊主(・∀・;)・・・・・



例年のボーダーは15匹以上ですので
川の状況が悪かったと言えばそれまでですが
1匹が釣れなかったとは><



3連覇の名人は順位からは除外(本人が辞退されてます)ですので
じゃんけんで「口から生まれたH君」が優勝ε=(>ε<) プッー!



しかし、仕掛け・針・タモに至るまで
人から借りた男が優勝とは・・・



20年前の竿の男が優勝とは・・・



名人は
「今日はドローにしときましょう」
と提案したのですが、やはり釣った人も居るので
そんな訳にもいかず、口から生まれたH君優勝!!!



おめでとうは言わないよ
(多分読んでます^^)



そこで、引船からキープしといたニゴイを取り出すこてつ。



「お・・・大物賞ダメでしょうか^^;」



無論却下_| ̄|○



5位まで商品があったのですが
7人が坊主ではどうしようもないので
トランプをシャッフルして順位を決めました。



名人は順位からは除外されてますが商品は優勝商品が贈られました。
そして、1匹づつ釣った二人が商品を取り、残りは2つ。
A~10までの数字でデカイ数字が勝ちだ。



引いた!めくった!!



ナンバー




















10
<最強!>





こてつ君4位ゲットヽ(`д´;)/




最後に引きの強さを見せたこてつ・・・嬉しくないもん_| ̄|○



午後からも、ココでやったのですが
名人が2匹追加しただけで、あとは皆さん坊主。



10人が1日がかりで6匹釣った一日でした。



顔洗って出直しますm(_ _)m